
「ワケのわからん海に飛び込んだ人たち。」
播州ハム堀田さんに感謝する会は、一言で言うとそんな集まりだった。
6月の初めまで堀田さんは事業を続ける予定だった。しかし6月10日に把握した現状で即座に廃業を決断。そこから3日で社員、取引先、お客様に8月20日の実店舗・ネット店の全ての閉店を知らせて回った。

あまりにもイサギヨスギル。私も20年独立事業をやってきて初めて見た決断力とスピードだった。
しかし、EC創世記に勇気をいただいた同時期の人たちの喪失感も大きかった。だから今日、姫路に集まった。
「ここにいる方々は、ネットがわけのわからん時代から飛び込んだ人たちだった。だからリスペクトできる。」
堀田さんは仰った。確かにそれは共通している。だからこそ勇気をいただいたのはお互い様。互いにリスペクトし合った方々だから、今またここに集まった。

未来を語れる同窓会が、最近多い。
今日は確かに一つの時代の区切り。しかし何故か、みんなこれからを楽しみにしている。これからの方がたくさん堀田さんや皆さんと会えるような気がする。
一見終わりと思える廃業も、未来を見据えてのことだから希望がある。

堀田さんは仰った。「やれることはやった、後悔はない。」
過去に目は向いていない。
そう、最終的に辿り着くのはやっぱり「未来を創るパイオニアたちの集まり」だったんだなと思う。
今日、お会いできている皆さんに心から感謝いたします。

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