アラビアンナイト 〜 今を生きる

ドバイスリング

「こちらがドバイ・スリングです。黄色いのはパイナップルではなく生姜ですから気をつけて。」「唐辛子まで乗ってますね!」「そうです、暑い場所だから刺激的なんです。」

「去年、シンガポールのラッフルズでシンガポール・スリングを頂きましたよ」「シンガポール・スリングは甘かったでしょう?ドバイ・スリングはアルコールが少なめです。」

「どうですか、お飲みになって?ドバイとシンガポール、どちらが美味しいですか?」「そりゃドバイ・スリング、と言うしかないでしょう(笑)」

昔から何となく憧れのあったアラビアン・ナイト。ドバイに来たなら本当は砂漠にらくだと繰り出して「月の砂漠の。。。」とでも口ずさみたかったが、乗り継ぎ8時間では砂漠に行くのは無茶だ。

そこで空港から車で10分のラッフルズ・ドバイに来てみた。

ドバイは「世界一」の宝庫である。しかし人工物の世界一は一度見たら飽きる。では長く続く世界一ってなんだろう?たぶんラッフルズなら何か教えてくれそうな気がした。

それにしても、昨日の「世界一」ローリング・ストーンズのハイドパークコンサートはしばらく頭から離れそうにない。彼らはまたもや65,000人との和を創りだしてしまった。

私は目の前で見た。小学生くらいの少年とそのおじいさん。そしてその後ろの20代と見られる筋肉質の男性達が世代を超えて共に「I can’t get no satisfaction !」と叫び、握手したり肩を組んでしまっているのを。

お母さんの世代の女性が踊りまくり、ストーンズとは全く世代の離れた20代の女性が感激のあまり涙しているのを。

コンサートの後、ミック・ジャガーが当日にこんなことを語っていたのを報道で知った。

「44年前にやった1969年のハイドパークは25万人を集める追悼コンサートで大事件だった。しかし今回のライヴは今回のこと。現在とは違う瞬間を映し出すようなものにはならない。」

実際、今回のコンサートは過去にはほとんど触れなかった。映像効果もふんだんに駆使したまったく今風の流れだった。

「今回のライヴは今回のこと」。。。そうか、彼らは「今を生きている」んだ。

彼らは「今の」ハイドパークに集まる人達に全力を傾けたのだ。決して44年前を懐かしむことに力は注がなかった。

今回の選曲は野外フェスらしく盛り上がるロックンロールばかり。たった一つ聴かせる曲「無常の世界」も最後はテンポアップして大盛り上がりで曲を終えた。

転がる石であるためには、過去ではない、未来でもない、「今を懸命に生きる」なんだ。

。。。さて、ドバイ・スリングもドバイに生きるカクテルだった。

ラッフルズのスタッフも「今を生きて」いた。今まで会ったこともないどこの誰かもわからない私、単なる乗り継ぎ客でホテルにも泊まっていない私に最初に「こんにちは」と日本語で声をかけてきた。最後には、笑いまで引き出してしまった。

目の前の私に真摯に対してくれるその姿勢が長く世界に通じる条件なんだろう。

4日間でドバイ・ロンドンと飛び、往復機中泊、コンサートでは6時間立ちっぱなし。学生時代もしたことのない無茶な旅をしたもんだ。今はかなり朦朧としはじめている。

そんなことをしたのもみんな「世界一って何さ?」ってことを知りたかったからかも知れない。


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