ステップを踏むと頑張りが実る

bottleneck2

前回は「ボトルネックは必要だから存在する」と書きました。そして、「私がボトルネック!」と思ってしまった人が周囲に迷惑をかけてしまっているという自責思考から脱するためのアプローチについて書きました。

さて、今回は「自分はボトルネックだから頑張って自分自身の能力を高めようとする」人へのアプローチを考えてみます。

 

自分を磨く努力は大歓迎!です。しかしTOCではボトルネックを取り扱う順番があると教えています。

TOCでのセオリーは

1.ボトルネックを特定する
2.ボトルネックを最大活用する
3.ボトルネックに全てを従属させる
4.ボトルネックを強化する
5.最初の1に戻る

なのですが、要するに自分が頑張る!という人は、1があやふやなままにすぐに4をやってしまおうとするのです。このような順番飛ばしするとどうなるでしょうか。

 

1.自分が本当にボトルネックかどうか

会社全体を見て業務フローを書き出し、自分の「どの業務が」ボトルネックなのかをはっきり特定する必要があります。あれ? 実はボトルネックって私の業務じゃなかった?なんてことはしょっちゅうあります。

ボトルネックを外していたら、どんなに努力しても会社全体の儲けにはほとんど関係ありません。だからここを飛ばすと際限なく結果が出ない努力になってしまいがちです。

 

2.最大活用のために環境整備

自分の業務が確かにボトルネックだったとすると、次は最大活用です。つまり、能力はまだそのままにそれがフル稼働するために段取りできているかを確認する必要があります。

例えば、その人が仕事できる状態の時に常にやるべき仕事ができる状態にあるか?

ペンやハサミが探さずにすぐ使える状態か?前工程の人が書類を渡さずに机の中にしまったりしていないか?電話がバンバンかかるような環境に置かれてないか?社長が「あれどうなった?これやっとけ」みたいな特急仕事を入れてないか?(^-^;

その環境を一つ変えるだけでも、すぐに成果が変わります。能力を高めるのはそれからです。

 

3.ボトルネックに合わせて仕事投入が行われていないと?

ボトルネックの能力以上に仕事を入れても結局すぐには対応できないので不良在庫やTODOが溜り、納期も伸びてお金が激減することはTOCゲーム研修を受けた方なら容易に想像がつきます。

「投入は全てを制する」。投入コントロールをせずにボトルネックの能力を高めようとするとこれは大変です。何故なら「その努力が実る前に会社がどんどん悪くなる」からです。

その人がどこを目指して努力するかを考えると、自分の手や頭を早く動かし、他の非ボトルネック業務の十分な能力とバランスを取るまで自分の能力を高めようとするでしょう。

しかしそもそも一人が手を早く動かしてもせいぜい今までの業務の1.1〜1.2倍くらいのスピード。何倍にもなることはないですし、そんな目いっぱいの努力の継続が難しいから現状ボトルネックになっていることが多いはずです。

難しい努力をしている間にどんどん在庫やTODOが増えてお金がなくなる。

万が一?ラッキーにもボトルネックを十分強化できたとしても、手に入れるのは「バランスの取れた業務フロー」。

ザ・ゴールを読んだ人や、TOCゲーム研修の第1ゲームをやったことのある人にはよくわかるように「バランスを取れた業務フローは倒産に向かっている」。

何故なら見るべきボトルネックが一定せず、各業務の仕事の調子で日々ボトルネックが変わってしまい全く手に負えないやっかいな会社になってしまうからです。(その場合もTOCは対応する方法を持っていますが)

だから実際にはその努力は実らずに、会社は良くなった実感が持てない、むしろ悪くなったということになるのです。

ボトルネックを知ったら、会社が良くなるポイントが見つかったということ。その取扱はまずは説明書通りにやってみることをおすすめします。

今まで単に頑張っても良くならなかったのですから。


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