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完璧よりも終わらせろ

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完璧よりも終わらせろ
Done is better than Perfect
by マーク・ザッカーバーグ

 

私は「科学的なドンブリ勘定」と言われるTOCをベースによく考えます。それはこれまでの様々な経営理論を融合させる奥深さがありながら、同時に必ずしも「理論を完璧に遂行する」ことを強要する雰囲気がないのが面白いところです。

そこには「時間」という、誰もが共通に抱える大きな制約条件が存在するからです。

 

TOCゲーム研修では7人1卓で1つの会社を作り、平均的には3卓前後で同時に進めます。インストラクターとして外部から見ていると卓ごとにいろんな進め方や方針があって面白いです。

例えばA卓は、意思決定ごとに慎重に全員で協議をしながら最も良い方法を探しだして実行する。B卓はあまり深く考えずにとにかくポンポンと早く仕事を回す。

するとテンポ良く進めるB卓は意思決定のミスもするのですが仕事が終わる時間が早い。A卓の半分の時間で終わってしまったりすることもあります。

A卓はきっちり正解を出してくるのでその仕事1つに関しては平均してB卓よりも純利益が多く出て成績がいいです。

しかし現実の時間制約がある世界ではA卓が必ずしも成績が良いとは言えないのです。。。!

 

何故なら、B卓のスピードはA卓の倍。A卓が1回仕事をするうちに2回仕事を終わらせてしまいます。

仮にA卓の1回の仕事の純利益が15,000円、B卓が10,000円だとすると

A卓が5回仕事をして75,000円稼ぐ間に
B卓は10回仕事をして100,000円稼いでしまうのです。

毎月給料を払う時間制限のある現実の事業活動では必ずしも正解を完璧にやっていないB卓の方が、しっかり儲かっていることになってしまいます。

もちろん、研修だからきっちりと理解しながらやることも大事だと思います。しかし現実の事業では2度と同じ状況はありませんし、その中で意思決定して行かなければなりません。

ですから、どんな状況でも時間を意識して意思決定することは大変重要だと思います。

ここで言うスピードは「手を早く動かすこと」ではありません。それについては次回また書きます。

 

完璧よりも終わらせろ
Done is better than Perfect

2012年5月18日の今夜上場し、1兆4600億円を調達するFacebookのマーク・ザッカーバーグCEOの言葉です。ザッカーバーグ氏が株主向けに書いたこの一文を読んだ時には「FacebookとTOCが繋がった」と感じたものです。

MQ会計を発明した西順一郎先生の「すぐやる、あとで直す」も同義ですね。

 

私は個人的には完璧を目指す人は「職人」「学者」一般に言われる「プロ」だと思っています。世の中に完璧を目指す人は必要だと思いますしそのような人がスキルの向上やユーザーの満足感をもたらします。

一方、完璧よりも完結を目指すのは事業家と言えるでしょう。

仕事をする人なら一人の中に「完璧」と「完結」の素質をどちらも両方持っているのかも知れません。

ただ言えることは成果は必ず完結の後にやってきます。成果が上がらないという場合は、ネット時代らしく「ベータ版で行こう!」と言って完結へ方向を修正してみましょう。


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