イミテーション・ゲーム

「コンピューターと人間の違いは何か?」

ニューヨークから成田へは14時間。機内でゲームをしてみた。質問して、回答するゲームだ。

質問者、私。 回答者、私。
☆   ☆   ☆
「コンピューターと人間の違いは何か?」

「違うということは直感的にわかる。しかしどう違うかは正直はっきり考えたことがない。この機会に考えてみよう。質問してくれ。」

「では、コンピューターができないことは何か?」

「そうだな、匂いがわからないとか、人の喜怒哀楽がわからないとか、現時点ではできないことはたくさんある。しかしそうして挙げられるものは将来かなりの部分できるようになるだろう。」

「しかし君は確かにコンピューターを使わない時がある。それはどんな時か?」

「。。。。そうだな、例えばこうやって考えている時だ。今、このゲームを何故やっているのか自分でもわからない。はっきりした理由や目的は言い表せない。何かを直感的に感じているからやっている。」

「そこにコンピューターと人間の違いがあるのか?」

「。。。。なるほど、コンピューターは目的がなければ動かない。コンピューターは直感では動かない。しかし、人間ははっきりと言い表せる目的がない時にも動くことができる。言語化できる目的があるかないか、なのかも知れない。」

「何故、明確な目的がなくても動けるのか?」

「それは将来に何かいいことがあると直感で感じるからだろう。楽しいことかも知れない、意味のあることかも知れない。それが間違っていてもまたやり直せばいい。そうだ、人間は間違ってもいい。コンピューターは間違わない。」

「間違うことが人間の特性か?」

「間違いかどうかに関わらず、思っても見なかった結果に直面することは多い。しかし人間は出会った事実から意外な可能性を発見をしたり、新たな価値を見出したりする能力がある。コンピューターがそれをやることは、私が生きているうちには想像できない。せいぜい、レコメンドなどでそれが発生しやすい場を作ることくらいだ。」

「では改めて聞こう。コンピューターと人間の違いは何か?」

「コンピューターは目的がないと動かない。しかし、人間は目的がわからなくても直感で、希望を持って新たな可能性を開拓することができる。

。。。では逆に質問しよう。私は人間か? コンピューターか?」

「君は間違いなく人間だと思う (^-^)」
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往復の飛行機で3回繰り返し観た映画「イミテーション・ゲーム」。天才数学者アラン・チューリングは、ナチス・ドイツの解読不可能と言われた暗号を解読するために「チューリングマシン」を開発し、戦争の早期解決に大きな貢献をしたと言われる。そこには「可能な限り多くの命を救う」という強烈な目的があった。

そして今、そのマシンを我々は「コンピューター」と呼ぶ。


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