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リスクを背負ってくれる農業に感謝

さくらんぼ佐藤錦

「こんなに早くさくらんぼの収穫が始まったのはここ20年で記憶に無い。」

山形酒田に滞在中。山形のフルーツ販売はここから約4週間で年間の売上がほぼ決まる。

一昨年まではさくらんぼの商品が確保できない不作が続いた。昨年は不作から起こる品切れ、発送遅延のクレームや品質劣化などの問題を一掃するために、商品を確保する体制づくりに心血を注いだ。

すると、昨年は30年に一度の大豊作だった。

豊作なら商品確保は問題ないが価格が下がる。売りを強化しなければいけなかったが、全く想定していなかった状況に対して体制づくりに出遅れた。

今年は「出遅れ解消」を標語に掲げ、作業工程表を共有し先を見る体制づくりを心がけ、作業の出遅れは大幅に解消した。

そこで、ここ20年で例を見ない早期の収穫開始。

出遅れ解消体制を作っていなかったらどうなったかとゾッとするが、超早期の収穫開始はこれまでカタログに印刷してあった出荷期間見込から大幅にズレて早まることになる。アナログ通販では多少の売り逃しが発生するのは仕方ない、ネットではまだタイムリーな工夫はできる。それを今日はみんなで必死に考えた。

自然相手の農業はすぐに大前提が変わる。「出会うこと全てがリスク」と捉えるしかない。それを「よい機会」にするのが仕事だ。

先日田植えをご一緒させてもらった滋賀の無農薬米の農家さんもそう。彼は農作業を説明する毎に「これは実験」「これも実験」と繰り返していた。

去年うまく行ったことが今年うまく行かない。その逆もある。蓄積できるノウハウももちろんあるけど、状況は毎年変わるし近年の大きな気象の変化は多くのノウハウを吹き飛ばしたりもする。

2度と同じことのない状況に対してどうする? 自然にたくさん語りかけて、自然と仲良くなっていくしかない。この米農家さんの場合だと「実験」のスピードと回数を上げることである。

どんな仕事もリスクは常にあるが、農業はとてつもなくリスクを感じる機会が多い。

人類が自分で食料を確保していた頃は全員がそのリスクを負っていた。判断を間違うと食べられなくなる恐れは日常的に存在していたと思う。しかし今は分業されて、農業に携わる人たちがそのリスクを大きく背負ってくれている。

農業を営む皆さんに感謝するしかない。自然に畏敬の念を持ち、人間側から見た膨大な「リスク」のショックをできるだけ吸収できる体制を作ること、リスクを「良い機会」と言えるようにすること。これが農業の皆さんと一緒に考えられることである。

農業に携わる皆さん、心より感謝いたします(^-^)


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