ドラッカーの「時間から始める」を実践

jikan

 

ドラッカーは「仕事からではない、時間から始める」と言っています。ではこれは具体的にどうしたら実践できるのでしょうか?

ドラッカーをよく読んでいる人を中心にこれまでいろんな方に質問してみましたがあまり満足の行く回答を得られたことがありません。

ところが、TOC(制約条件の理論)はこれを見事に実践に落としこんでくれました。「時間は全ての人に取って制約条件である」ことを前提として「時速◯円 時給◯円」を目安にするのです。

 

例えばこんな貴金属店の事例があります。

同時期にAとBの商品を仕入れた。
Aの1個あたりの儲けは10000円。
Bの1個あたりの儲けは20000円。

Aの商品は仕入れて1ヶ月後に完売した。Bの商品はなかなか売れなかった。しかし33ヶ月後にその商品が廃盤になり「もう買えなくなる」という需要で完売した。

お店は「我慢して在庫しておいた甲斐があった」と大喜びであることが多いと思いますが、果たして経営的に考えて本当に喜べるでしょうか?

ここで「儲け ÷ 時間」を日給で計算してみます。

A:10000円 ÷ 1ヶ月 ÷ 30日 = 日給333円
B:20000円 ÷ 33ヶ月 ÷ 30日 = 日給20円

ということで、B商品は300個くらい売っていたらやっと「コンビニのアルバイトと同じくらい」の日給になります。33ヶ月、バイトをやっていたほうが多分儲かります。対してA商品は20個も売ればバイトよりはいいでしょう。

こんなことなら、B商品は早いうちに見切り価格で処分し、そのお金でA商品や他の商品を仕入れ直した方がはるかに日給が上がるチャンスがあります。

 

「いつまでたっても暮らし向きが良くならない」という方は、売上や儲けが多い少ないだけを考えず時速・時給というものを一度徹底的に考えてみると大きな発見があると思います。


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