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旅の方々。

風の旅人

研修を全力でやり終えた後、知らない街の風景を眺めながらブラブラ歩くのは楽しい。

懇親会が終わって、ガレリア竹町という商店街をずっと歩いてホテルに到着。しかし何か出て行きたくてたまらない。歩いてきた風景がこれまでになく個性的に感じて、何か出会いがあると感じたからだ。

荷物だけ置いてまた、通ってきたポルトガル帆船モニュメントの方向に歩き出す。

キャッチの効いた看板・メニューの飲食店。

ビストロまん坊1

カフェでけん玉を楽しむ若者たち。

けん玉

人生を楽しむような雰囲気に浮かれながら、ポルトガル帆船の前のカフェでコーヒー。

oita

さて帰りは裏通りを通って帰ろうかと思って、ちょっと道を入るとすぐに目に飛び込んで来たのは「カモシカ書店」の看板。

カモシカ書店1F入口

カモシカ書店階段

何やこれ・・・? レトロモダンと言ってしまえばそうやけど、異様に「氣愛」が入ってないか?

入口を写真撮影。隣に一組のカップルが来て同じように写真を撮って二階に上がった。私も二階に上がっていく。

カモシカ書店入口ドア

これはまた、何とも開けづらいドア。しかしここまで期待させるんだったら開けてみよう。

開けたらそこは、一冊一冊が想いを込めて置かれた古本のブックカフェだった。

カモシカ書店店内

一冊一冊じっと見てしまう。普通の本なのに。商品に注目する時間は、陳列にかけられた時間に比例するのかも知れないと思う。

 

「旅の方々。」

BGMのかかっていない店内にふと声がした。若い店長さんが、4名のグループで来ていた旅行者に声をかけたのだ。呼ばれた人たちも「えっ?」「旅の方々だって!」とびっくりして振り返る。

「お客様」でも「皆さん」でもない。「旅の方々。」 その場にいる皆が引き込まれ、一気に異空間に変わってしまった。一言で非日常にワープさせてしまうことが可能なんだ。

「これは大分県立美術館の非売品のしおりです。よろしければお持ち下さい(^-^)」

当然、旅の方々はうわーっと言って喜んで受け取る。

店内には「来る大分県立美術館からお預かりした資料を基に新見隆館長の本棚を再現」したコーナーが設けてあった。「来る」? 後で調べるとこの美術館は来年2015年4月オープン、まだ建設中だ。

カモシカ書店 新見隆館長の本棚

そんな異空間に浸っていると、閉店時間の22時をとうに過ぎていた。何か一冊でも買って帰りたい。印象に残っていた「風の旅人」という雑誌を掴んで、この日最後の客としてレジに向かう。

「ありがとうございます。風の旅人、私も好きなんですよ(^-^)」
「発行元のユーラシア旅行社のツアーを使ったことがあるんです。」

「どこに行かれましたか?」
「インドです。」
「私も行きましたよ!どこに行きました?」
「バラナシとか、パトナとか、ブッダガヤとか。。。」

「面白い空間ですよね。」
「ありがとうございます(^-^)」
「大阪から来ましたが、こんなブックカフェの形式ってどんどん増えてきましたよね。」
「ああ、大阪ですか。だったら心斎橋のスタンダードブックストアさんですね。私も行きました。」
「そうですかー。全国回っておられるんですか?」
「はい、海外のカフェも回っています。他と同じようにやっても意味がないので、研究しています。」

このお店も1年位かけて手作りで創られたそうだ。だから入口で「氣愛が入っている」と感じたんだろう。心はこんなにもお店に現れるんだと改めて思い知った。

「また来ますね(^-^)」
「ありがとうございます(^-^)」

 

帰り道も飲食店のパンチの効いたキャッチを見ながらつぶやいていた。

「やられたわ、大分。参りました。」

地元の人達は、自分たちの街の魅力に気づいているだろうか。


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